血糖値スパイク検査

血糖値スパイクとは?

普段の血糖値は正常なのに、食後の短時間にだけ血糖値が急上昇するというものです。臨床的には、「140mg/dlを超える食後高血糖」のことを指します。最近の調査では、日本人の1,400万人以上に血糖値スパイクが見られることが示唆されました。NHKの調査では、健康診断で正常と言われた成人65名中20人に血糖値スパイクを認めました。別の調査でも、痩せ型の20歳代の女性の5人中1人に血糖値スパイクが認められました。つまり、これまで糖尿病と診断されたことがない人でも、血糖値スパイクが起こっている可能性があるのです。

血糖値スパイクは認知症の原因にもなる

急峻な血糖値の上昇は、過剰なインスリン分泌を引き起こします。ネズミを使った実験では、インスリン値が高い状態では、記憶力が減退し、脳にアミロイドβタンパク質が蓄積することが報告されています。アミロイドβタンパク質の脳での蓄積は、アルツハイマー型認知症で見られ、認知症の発症に強く関わっていると考えられています。また、血糖値スパイクは、動脈硬化を引き起こし、血管性認知症の原因にもなることが示唆されています。

血糖値スパイクの症状は?

症状に乏しいのが特徴です。つまり、自覚症状がないので、普段の生活では全く気づかずに生活をしてしまっています。さらに、健康診断でも正常と判断されてしまうため、予防対策も打てず、気づいた時には病気になってしまったあと。。。ということにもなりかねません。食事に気をつけている人でも、本当に自分が血糖値スパイクを起こしてないかどうかは、検査をしてみないと分からないのです。

血糖値スパイクを知るための検査

75gブドウ糖負荷試験を行うことで血糖値スパイクの有無がわかります。この検査は、ブドウ糖の入った甘い溶液を飲んでいただき、飲む前後の血糖値を測定する検査です。当院では、検査費用2,000円で実施しております。健康保険が適用される方の場合は、3割負担で680円ほどです。(その他、通常の診察料等がかかります。)ご希望の方は、「初診予約」からご予約をお願い致します。
あなたの「血糖値スパイク」の危険度が判定できる、“チェックテスト”(作成協力:九州大学 二宮利治教授)もありますので、試してみてください。

Q & A

  1. 負荷試験は、初診時から受けられる検査なのですか?
    • はい。初診で受けられます。事前診察で気になる症状や検査を受けようと思ったきっかけをお話しください。
  2. 検査を受けられない人はどんな人ですか?
    • すでに糖尿病の診断、高血糖症状(喉の渇き、多尿、体重減少)のある人、同日に胃の検査を受けた人はこの検査はできない場合があります。他の方法をご提案致しますので、診察時にご相談ください。
  3. 検査を受ける前日・当日に気を付けることはありますか?
    • 検査10時間前からお食事を控えてください。水分はお摂りください。来院いただきましたら検査前に血糖値を計り、当院で用意した糖液を飲んでいただいてから一時間後にもう一度血糖値を計ります。結果はその場ででます。